Hirotsugu Kojima 代表弁理士 小島浩嗣の経歴を紹介させていただきます。
長年、半導体関連の研究・開発・設計にエンジニアとして携わってきました。特許との関わりは、弁理士よりも発明者としての経験が長いです。

  1. 技術的専門分野
  2. 弁理士へ
  3. 経歴
  4. 著書

1. 技術的専門分野

研究・開発・設計者として直接担当したのは、半導体プロセス、アナログ/ディジタル回路、ディジタル信号処理、通信方式などの、半導体関連の技術です。サーチャーとして担当した技術分野は、半導体関連に限らず、電子顕微鏡、医療用センサ/検査装置、自動運転関連技術など、多岐に渡ります。

発明者、研究~設計者として担当 サーチャー~弁理士として担当
半導体製造プロセス CMOS、高耐圧、TFT 化合物半導体、研磨などの後工程、実装工程
回路技術 ディジタル回路、アナログ回路、低消費電力回路、メモリ回路 センサ、AD/DA変換回路、液晶ドライバ、タッチ検出回路
信号処理 画像処理、誤り訂正(Reed-Solomon;ガロア体の数学に基づく訂正アルゴリズム)、ディジタル信号処理一般(標本化定理に基づく信号処理) 画像CODEC(MPEG, H.264)、秘密鍵/公開鍵暗号、車載カメラ映像の信号処理
通信方式 ディジタル変復調、Bluetooth 車載ネットワーク通信、車車間ー車路間通信
その他 電子顕微鏡、医療0用センサ及び機器、半導体製造装置

 

2. 発明者から弁理士へ

子供の頃は電子工作を趣味にし、大学では半導体物性について学びました(ご指導いただいた理化学研究所から、初めての特許出願)。就職後は、ディジタル信号処理LSIの研究開発に携わり、知財という面では発明者(特許出願49件、就職前の1件を加えて合計50件)として活動しました。その後、特許調査のサーチャーに転身し、弁理士資格を得て特許事務所勤務を経て、独立開業しました。

発明者として働いていた頃、発明の良さをなかなかわかってもらえないと、もどかしく感じることがときどきありました。進歩性についての考え方について、特許庁や知財担当者と発明者との間でギャップがあるように感じました。

サーチャーを経て弁理士になって、そのギャップを埋め、貴重な発明がしっかりと特許になるように、そして利益を生むように、サポートしていきたいと考えています。

3. 経歴

1984年 早稲田大学 理工学部 電子通信学科 卒業
レーザーを使ってモノシラン(SiH4)を励起しシリコンをエピ成長させる研究
初めての特許:先輩と共同発明(特開昭60-240122→特公平03-080337)
1986年 早稲田大学大学院 理工学研究科 電子工学専攻 修了
一部のSi分子をイオン化して加速するシリコンMBEの研究
1986年 日立製作所 中央研究所 第7部(半導体の回路、システムの研究)
画像のディジタル信号処理回路の研究
1993年 日立アメリカ R&D Semiconductor Research Lab.
論理LSIの低消費電力化を目指した研究~DSPの開発
“Half-swing clocking”; IEEE Symposium on VLSI circuits 1994
1997年 日立製作所 半導体事業部
Reed Solomon符号による誤り訂正の信号処理回路 →CD/DVD信号処理LSIの開発
Cable MODEM LSI, Bluetooth Baseband LSIの開発
2003年 ルネサステクノロジ(三菱電機と日立の半導体部門を分離して設立された新会社)
引き続き、Bluetooth Baseband LSIの開発
2004年 (株)日立技術情報サービス サーチャー
特許検索競技大会 2010 準優勝
弁理士試験合格(2009年)
弁理士登録(2010年)
2011年 玉村国際特許事務所
特定侵害訴訟代理業務付記 登録(2012年)
「技術者・研究者のための特許検索データベース活用術」出版(秀和システム,2017年)
2017年 英究特許事務所 開業

4. 著書

ちょっとしたアイデアを思いついた時、または気になる技術を見つけた時、そんな時に短時間の特許調査で「それらしい特許」を見つけることができる検索手法をご紹介しています。短時間では本当にズバリの特許をみつけるのはさすがに困難ですが、「それらしい特許」くらいは見つけられるようにしたいのです。かけた時間に見合った成果を求めるのは、当然ですから。ヒット件数がゼロになってしまった、検索式を改善したら数千件になってしまった、といった、実戦的な悩みに直面したときに、どう解決していくかを解説しています。また、プロのサーチャでも答えに窮する、「どこまでやったら終わりにしてよいのか」という問題にも回答を試みています。

そんな検索手法を身に着けて日常的に特許情報に触れるうちに、技術潮流を肌で感じることができ、ご自身の発明はその潮流を先取りした、利益を生む特許になることでしょう。

合わせて、特許マップを自分で描いてみることもお勧めしています。多くの技術者・研究者の方々が使い慣れた、Excelの関数、グラフ、ピボットテーブル、マクロを使って、いろいろな分析を試していただけるように、事例を紹介しています。ご自身で特許情報を分析してみることによって、肌で感じる技術潮流は、より精度の高いものになっていくはずです。

また、ご紹介しているExcelを使った分析手法は、極めて簡単な関数やマクロプログラムですから、Excelの関数やマクロの入門事例として位置付けていただくこともできます。初めての方にも簡単に試してみていただくことができます。

このような内容ですから、技術者・研究者の方に限らず、特許調査そのものに携わっておられる方にも、お読みいただく価値はあると信じております。

第1章 特許情報を活用して一大発明を創生しよう!
第2章 特許制度と特許文献の種類
第3章 特許分類について
第4章 J-Plat Patの使い方
第5章 短時間で「それらしい特許」を見つけるために!
第6章 特許データベースを統計として活用するために!
第7章 検索事例I (短時間でそれらしい特許を見つける検索)
第8章 検索事例II(技術潮流を知るための検索/分析手法)

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